はり・きゅう学科のお知らせ

疾患の理解を深めるために・・・

2020-06-20

 

坐骨神経痛について学ぶ!

 

今回のトピックスは2年生の「応用鍼灸実習Ⅱ」の授業をリポート!!
この授業では疾患を理解するために、解剖・生理学の知識を応用し
実習を通して患者さんの疾患の鑑別、症状緩和の技術を学んでいます。
 当日は坐骨神経痛の検査法を勉強していました。
私たちの臨床現場でも多い疾患の一つです。
一般的にも知られている事が多い、坐骨神経痛ですが様々な原因があります。
中には悪性腫瘍の骨転移や骨折によるものなどの鍼灸不適応の病気もあります。
実際に、癌の骨転移らしき坐骨神経痛の患者さんを懇願して病院に行ってもらったこと
があります。残念なことに、1週間後にお亡くなりになりました。
このように悪性腫瘍のように早急に医療機関に相談しなければならないケースもあり、
的確な医療面接が必要になります。
そのため、鑑別するための知識と技術を習得していきます。

 

 

 

 
① 背骨の触察
 
② 腱反射
③ 腱反射(応用)

 

 

① 背骨の触察では、背骨の位置を把握し、叩打痛を確認します。
  痛みがある場合で若い人なら「腰椎分離症」、高齢者ならば「圧迫骨折」
  背骨が陥没していれば「脊椎分離すべり症」等の可能性があります。

  

 

② 膝蓋腱反射では、運動系障害や末梢神経障害の判断の目安となるため
  神経学的検査として非常によく用いられています。  
  椎間板ヘルニアなどではこの反射が減弱したり、消失したりします。
  患者さんが意識しすぎて緊張してしまい、上手く反射が出現しない場合は
  ③のように、両手を握って引っ張ったりすることで検査から意識をそらすことで
  反射が出やすくなります。

 

④ 梨状筋を圧迫
 

 

 

④ 梨状筋というお尻の筋肉が坐骨神経を圧迫している時の確認テストです。
  高齢者でお尻の筋力が弱っている、重いものを持つ方でよく足を踏ん張る等が
  原因となり神経の経路中で筋肉による圧迫を受けてしまい坐骨神経痛が出現し
  することがあります。私たち鍼灸師は、このような理学検査で痛みがどこから
  きているかなどを考えます。
  必要に応じて病院へ紹介し、レントゲンやMRIなどの画像診断をしてもらいます。

                     

 

 

鍼灸は現代医学を補完する伝統医学です。
私達はり・きゅう学科の教員一同は、患者さんの気持ちに寄り添って、
患者さんを否定しない鍼灸師を育てます。
ぜひ、オープンキャンパスに参加していただき、はり・きゅう医学を体験してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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当校では、医療・リハビリについて興味のある方が仕事や資格について知る・学ぶ
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梅雨の季節で湿度が高い日に頭痛がする・・・

体調を崩しやすい・・・体が重だるい・・・

なんて経験ありませんか?

鍼灸ではなんとなく病院に行くほどでもないなんとなく感じている不調から

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気になる方は鍼灸施術をぜひ受けてみてください。

 

 

鹿児島第一医療リハビリ専門学校

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