車いすバスケットボールとの出会いは、2008年、知人の理学療法士の誘いがきっかけだった。競技者の手伝いができればと練習に参加し、急ブレーキでタイヤのこげる臭いや車いす同士がぶつかる金属音などその迫力に圧倒された。試しにプレーして魅了されたのは全速力でコートを駆け抜ける爽快感。生まれつき下肢不自由などの障害がある。味わったことのない感覚に「初めて本気で美樹逢えるスポーツに出会えた。」それ以来、障害者チームの「薩摩ぼっけもん」や健常者の「Naughty」でプレーしてきた。普段の生活に車いすを必要としないこともあり、かつては障害者手帳を持っていなかった。「どこかで障害を認めたくない自分がいた」からだ。しかし競技をきっかけに手帳を取得。さまざまな障害を持つ人たちと助け合ってプレーする時間は、自分を見つめなおす機会になり、「障害に対する心の中の垣根がなくなっていった」と振り返る。 |
およそ13年前・・・|д゚)