<東京パラリンピック参加報告>
理学療法学科専任教員の臼元です。
8/24~9/5に東京で開催されたパラリンピックにメディカルサービス(選手用理学療法士)として参加させていただきました。担当する競技は国立代々木競技場で開催されるバドミントンでした。
<会場風景>
私は、「障がい者スポーツトレーナー」という資格を持ってます。今回は日本障がい者スポーツ協会よりお話をいただき、参加できることとなりました。
(資格取得方法はこちらからどうぞ:https://www.jsad.or.jp/leader/leader_aim_method.html )
今回の活動にはこのようなものが支給され、これを身に付けての活動となりました。
<支給された物品の一覧>
主な活動内容は、競技会場・医務室・ウォーミングアップ会場での救護活動でした。
共に活動を行うメディカルチームである医師・看護師・理学療法士で連携を密に取りながら活動を行いました。
このような連携は、病院業務でも同様なチーム連携ですので、皆さん慣れています。
特に国際競技連盟の医師の指導の基、救急搬送の確認は時間をかけておこないました。
<救急搬送用具>
また、コロナ禍での開催であり、毎日のPCR検査を中心にしっかりとした感染症対策の中、競技は行われていきました。
<毎日の活動前に必ずPCR検査を行いました>
今大会では日本人選手も多くのメダルを獲得出来ており、目の前でメダルや表彰式をみることができ、非常に貴重な体験をすることが出来ました。障がいを呈しながらも、スポーツを通して様々な可能性を感じる・示すことが出来ることを目の当たりにして、非常に感動しました。
バドミントン会場では多くの理学療法士の方々と出会いました。
日本人では、日本代表のトレーナーはもちろんのこと、エクアドル代表選手団の理学療法士の方も、青年海外協力隊の活動の一環として参加していました。またタイ・台湾・フランスなどのチームにもトレーナーとして理学療法士が参加していました。
今回の参加を通して、改めて理学療法士のすばらしさを感じました。
理学療法士は、医療行為を行える専門職です。このような世界的な大会では、病院での勤務と同様に医師の指示のもとに活動を行います。私のこのような経験を通し、スポーツに関心を持つ多くの学生に、もっともっと地域・世界で活躍してほしいと思っております。
共に活動させていただいた医師・看護師・理学療法士の方々、本当にありがとうございました。
理学療法学科 専任教員 臼元勇次郎